-続・創世の竪琴-

  

光なくて闇は存在せず、闇無くして、光の存在もない。

気の遠くなるほど遙か遠い昔、
  無の空間に光が生まれ、闇は初めて己を知った。

そして、再び長い時の流れの果て、
光と闇は、夫婦神を誕生させた。

そは・・・・・・・・・・
太陽神ラーゼスと月神ディーゼ。

太陽神ラーゼスは、光・・・
生きとし生きる者全ての希望・・・光り輝く世界

そして、ラーゼスがそれに座する為、
己自身で捨てさったラーゼスの心
・・・負の心が、闇王を創造した。

もう一人のラーゼス。
月神ディーゼにとっては、
どちらも同じ愛しい人、ラーゼス。

    

前作『創世の竪琴』のあらすじ と 前書き
ゲーム好きの高校生渚は、どういうわけか自分たちが作っているゲームの世界へ引き込まれる。
最初は夢だとばかり思っていたが、どうやらそうではなさそうだと分かり、渚の異世界での大冒険が始まった。
年下の生意気な少年、イオルーシム(イル)、それは魔法で年齢を止めていた青年の仮の姿。そして、その青年と恋に落ち、2人は協力して闇王を倒す。
そして、消滅しかかった世界を男神、女神の創世のイヤリングで復活させ、渚は断腸の思いで、恋しい青年と別れ、元の世界に戻る。

それから2年・・・・時はまた、いや、病んだ闇世界が渚を必要としていた。
主を失い、崩壊への道を辿る闇世界。それを阻止しようと、女神の力を手に入れた渚を彼らは欲した。渚を闇の女王に、そして、残るは、闇世界そのものである、闇王を見つけだすことが必要だった。

闇世界では女王として、そして人間界でも神格化された渚。
イオルーシムとのすれ違い、OneDayクエスト感覚となった渚の異世界トリップ。(一夜で異世界では1ヶ月ほど?)
闇王は無事見つかるのか?そしてイオルーシムとの恋は?渚に片思いの洋一(部長)の思いは?

渚の涙と笑いの冒険?が再び始まる。 

  


  その壱:再びシセーラへ    その弐:姫巫女シアラの恋(1)(2) 

 その参:月の巫女    その四:思いがけない同行者 

 その五:異形の信奉者    その六:闇の女王として 

  その七:救世の月巫女    その八:ハーレクインロマンス後の絶望 

 その九:アンビリーバボーな再会    その十:意外な協力者

 その十一:玄関先のラブシーン    その十二:光の神殿? 

 その十三:記憶喪失?    その十四:ストーカー2人? 

 その十五:月巫女の兄弟    その十六:賑やかに闇世界へ

 その十七:2人闇王  その十八:最下層にて

 その十九:そして、冒険は続く・・ [完]


  


Photo by (c)Tomo.Yun(大木の写真)


参:『創世の竪琴』 『闇の紫玉




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