翌日ジャンは村へ買い出しに出掛け、ルチアは家事を、双子は外に遊びに、それぞれいつものように過ごしていた。
「お、奥様・・・た、大変です!」
バタンと勢い良く玄関が開き、ジャンが息を切らして飛び込んできた。
「ど、どうしたの?」
居間のソファに腰掛け、繕い物をしていたルチアは驚いてジャンを見る。
「む・・村の衆が・・・・」
「えっ?」
ルチアはそこに座り込んだジャンに駆け寄った。
「坊ちゃんたちは?」
「外に遊びに行ってるわ。」
「は、早くお連れして、逃げなければ!」
「どういう事なの、ジャン?」
「む、村の衆が・・ゼ、ゼノー坊ちゃんを・・・こ、殺しに・・」
「な、何故?」
ルチアはジャンの思いがけない言葉に驚いた。
「と、とにかく、探しに・・」
理由は後でもいい、とにかく2人を探してから、とルチアも咄嗟に判断するとジャンを抱き起こし外に出ようとドアを開けた。
と、すでに遅く、道の向こうから村人の集団が走ってくるのが見えた。
「ジ、ジャン・・」
「お、奥様・・」
2人は足が竦み逃げることもできず、そこに立ちすくんでいた。
ガーニア地方一帯は、その年例年にない冷害で殆ど作物が収穫できなかった。それでも侯爵の取立は厳しく、農民は自分たちの食料さえもほとんど残らない状態となった。農民は天候を呪い、侯爵を呪っていた。荒野から一番近いセルの村も殆どが農民だった。そしてそのやり場のない恨みの矛先が侯爵の子供である双子に、紫の瞳を持つゼノーに向けられた。
天候不順は悪魔の子のせいだ、悪魔の子がここにいるから、天の恩恵がないのだと。
双子は荒野からは一度も出たことがなかったが、不運にも旅人が見たらしく、双子がここにいるという事を聞いた者から話はどんどん飛躍し、2、3日前から双子を殺そうという意見は、もはや誰にも止められない状態になっていた。悪い偶然が重なり、様子を見に来ていた若者がちょうど前日のゼノーの様子を見ていたのだった。
そして当然の成り行きとして村人の一部が鬼のようになって襲撃してきたのである。
「ただいまあ!」
勢い良く玄関を開けた2人の目に飛び込んできた光景は、5、6人の村人が庇いあってそこにうずくまっているルチアとジャンを、悪態をつきながら持ってきた竹や棒で叩き続けている様子だった。
「か、母様、ジャン!」
「い、いたぞ!こいつだ!」
双子の叫びと村人の叫びと同時だった。家の2階や奥へ行っていた他の村人が急いで駆けつけて来た。リーとゼノーは訳がわからず呆然と突っ立っていた。
「リ、リー・・ゼノー・・」
倒れたルチアが弱々しく呼びかけた。2人ともすでに顔を上げることもできないほど打ち据えられていた。
「か、母様!」
2人はルチアに駆け寄ろうとしたのだが、回りにいる村人の異様なまでの殺気を感じ取るとその足を止める。
「こ、この悪魔の子!」
「悪魔の子!」
その手に棒や竹を持ちなおすと、村人は2人に襲いかかってきた。
「う、うわあーっ!」
恐ろしくなったリーは頭をかかえて座り込む。ゼノーはリーを庇うようにその前に立って両手を広げた。そのゼノーに一斉に襲いかかろうとした村人は、彼の異様な様子に歩を止めた。
両手を広げたゼノーの回りを異様な気が取り巻き、銀色の髪が逆立ち始め、その紫の瞳が妖しく光りだした。
「母様を、ジャンを・・・よくも・・・」
「ヒ、ヒィィィィィ・・・・・」
赤く輝く瞳から発せられるその視線に捕らわれ、まるで呪縛にかかったように村人は身動き一つできなくなった。その顔は恐怖の為引きつり、死人の様に青ざめている。
様子がおかしいと気づいたリーはふと顔を上げた。
「に、兄様!」
ゼノーの殺意を感じ取ったリーは、咄嗟に立ち上がるとゼノーに抱きつく。
「兄様、止めて!殺しちゃ駄目っ!」
その言葉でゼノーは、はっとして我に返る。すっとその髪も瞳も元に戻る。
「た・・助けてくれぇ・・・・」
「ヒ、ヒィィィィ・・・」
ようやく動けるようにはなったが、まだその恐怖に支配されていた村人は、ほうほうの態で裏口から逃げて行った。
「母様!ジャン!」
2人はルチアとジャンの所に駆け寄ると心配そうに覗き込んだ。ルチアを庇い上に被さっていたジャンの息はすでになく、ルチアも息絶え絶えだった。
2人は何とかジャンをルチアの上から退かせると横に寝かせ、ルチアの横にふたり並んで座った。
「母様・・・」
「兄様、母様は?」
リーの問いには答えず、ゼノーは考えていた。
何とか母様を助けたい・・何とか、その思いだけが頭の中を占めていた。
「兄様?」
ルチアの傍に座ったままじっとしているゼノーに、リーは一体どうしたのか、母様はどうなのか、と思いゼノーの顔をじっと見つめていた。
「リー・・・」
不意にゼノーがリーの手を取ると、自分の手を重ねてルチアの胸に乗せた。その鼓動は弱々しく不規則だった。
「リー、一緒に祈ろう、母様が良くなるように。」
「・・・うん!」
2人はしばらく見つめあった後、ルチアの顔をじっと見つめながら祈った。手を彼女の胸に充てたまま2人で必死に祈っていた。
「母様、死なないで!良くなって!目を開けてよお!」
「風さん、風さんも祈って!僕たちの母様が死なないように!」
いつも自分が病気で寝ているとき、リーは窓の外の風の音を聞いていた。まるで、早く良くなって一緒に遊ぼう!と言っているような風の音を。風はリーにとって一番の友達だった。リーは思わず風に、荒野に、草木や花に願っていた。共にルチアが回復するように祈ってくれるように。
と、リーの回りから優しい風が吹き始め、そのうちルチアを取り巻いた。
「風さんが来てくれた!荒野の匂いがする!木や草や花の匂いも!」
リーは思わず叫んでいた。友達が来てくれた、もう大丈夫だと不思議に感じていた。
2人は目を合わせると、にこっと微笑み再びルチアを見る。その顔は少し赤みが差してきたように思えた。
そうして、しばらく経ち、風が止むとルチアがその目をゆっくりと開けた。
「母様!」
2人が喜んでルチアに飛びつこうとした時だった、ルチアはその目に恐怖の色を浮かべ、そのまま身体をずるようにして部屋の隅に身を寄せる。
「か、母様?」
2人はルチアのその行動が理解できず立ちすくんだまま見ていた。
「よ、寄らないで・・・化け物・・・」
「か、母様・・・」
2人が必死になってその回復を願った母親の口から出た言葉は、2人にとってそれ以上無い衝撃の言葉だった。幼い2人にとって全幅の信頼を置く母親からの拒絶の言葉、それは2人の心を深く傷つけ、粉々に打ち砕いた。
ルチアは完全に理性を失っていた。鬼のようになった村人に打ち据えられてから、そして気が遠くなりかけていく中で再びゼノーの赤い瞳を見てから。
完全に恐怖の真っ只中にある彼女にとって目の前の子供たちはもう自分の可愛い息子たちではなく、悪魔か化け物以外の何者でもなかった。
「わ、私はあなたたちの母様なんかじゃないわ!あなたたちの本当の母様はソマー城にいるの・・わ、私は、違うわっ!」
ルチアは恐怖に震えながら、その命を助けてもらった事にも気づかず、叫んでいた。
「か、母様・・・?」
リーとゼノーはまだ訳が分からず、一歩ルチアに近寄った。
「こ、来ないで!・・わ、私は知らないわ!あ、悪魔の子なんて・・その目で見ないで!そ、その紫の悪魔の目で!」
ルチアはゼノーの歩みを止めるように手で制した。その声は、手は恐怖で震えている。
2人はしばらくそこに立ちすくみじっと震えているルチアを見ていた。
「リー、行こう。」
その顔一杯に失望感を露にし、ゼノーはリーに言った。
「行くって、何処へ?」
ゼノーと同様、ルチアは二度とあの微笑みを向けてはくれない、ここには自分たちのいる場所はないと悟ったリーは、哀しげに聞いた。
「ソマー城に・・本当の母様に会いに。」
ゼノーはリーに答えるとその口をぎゅっと瞑り、2階に身の回りの物を取りに上がって行った。
「母様・・・・」
まだ隅で震えつづけているルチアをちらっと見、リーはゼノーの後を追った。
幼い2人にとって、信じたくない悪夢のような出来事だった。
ゼノーとリーは荒野をとぼとぼと歩いていた。その背に荷物を背負って。
母親と思っていた人から『悪魔の子』と呼ばれ拒絶された事は、幼い2人にとってこれ以上ないショックだった。まだまだ母親が恋しい2人は、とにかくその庇護を求めて本当の母親がいるというソマー城に向かうつもりだった。が、それがどこにあるのか、どっちの方向なのか全く知らなかった。ルチアからはソマー城に母親がいるという事以外は聞き出す事が出来なかった。彼女とは、もはや話が出来る状態ではなかった。二人の心は深く傷つき沈み、何も話す気が起きなかった。
日が沈み、空にちらほら星が見えてくる頃、2人はようやくセル村付近まで来ていた。が、入口には松明が灯され、見張りが立っている。
「兄様・・・」
リーが心配気にゼノーを見た。2人は十分承知していた。それが2人の為の警備だという事を。見つかれば殺される事は確実だった。2人は改めて自分たちだけだという孤独感を噛みしめた。今朝までの温かい家もルチアもジャンも何もない。
「見つからないようにしないと・・・。」
幼いながらもゼノーは必死で考えていた。何とかして無事にソマー城まで行き着く事、ただそれだけを考えていた。それには先ず、何処かで夜を過ごさないと。だが、普通に村に入るのは危険のようだ。
その時、後方から馬の蹄の音と荷馬車の音がした。2人は慌てて道の側の窪地に身を伏せた。その馬車は農夫が1人乗っており、後ろは藁が山のように積んであった。
2人は目配せをするとその馬車が通り過ぎる直前、急いで後ろに飛び乗り藁の中に潜った。幸運にも道が悪いせいで、ガラガラという荷馬車の輪の音と馬の蹄の音で、2人はどうにか見つからずにすんだ。
そして、無事村に入れた2人は、そのままその藁の中で寝入ってしまった。
翌日、まだ夜が明けないうちに2人はそっと起きだし、持っていたパンを食べると、納屋から見つからないように抜け出した。2人は家々の影を縫うようにして、もう片方の出入口まで行く。
幸い見張りが寝ているのを確認した2人は、安心して村の外に出れることができた。
村を出るとしばらく森が続いていた為、2人は道に沿って森の中を行くことにした。
「兄様、本当の母様は僕たちを嫌わないでしょうか?」
リーは心配顔でゼノーに聞いた。2人の脳裏にはあの優しかったルチアの変貌した姿が残っていた。あれほど優しかったルチアでさえあんなふうだったのだ。まだ一度も会ったことのない母親はどうだろう?今まで一緒でなかったと言うことはやはり嫌われていたからなのか・・2人はいつの間にか4歳児とは思えないほどの思考力をつけていた。
「多分・・何か理由があって・・だと思うけど。」
ゼノーは自分にも言い聞かすように言った。とにかく、この村からはなるべく遠く離れなくては。誰も自分たちの事を知らない所まで行ってからソマー城の場所を聞こう、そう思った2人はひたすら歩きつづけた。
「わっ!」
リーが地面に這い出た木の根につまずいて転ぶ。荒野育ちで足には自信があった2人だが、こんなに長くそしてこんなに早く歩き続けたことはなく、足の痛いのを我慢して歩いていたが、その疲れでもう足が上がらなくなってしまっていた。
「リー、大丈夫?」
慌てて先を歩いていたゼノーが駆け寄る。
「うん、ごめんね、兄様。」
「もう少し頑張れる?」
「うん。」
立ち上がりながら元気に返事をするリー。が、明らかに疲れ切っている様子。そしてそれはゼノーも又同じだった。
「じゃ、少し森の奥へ入ってから休もう。」
「うん。」
道に沿って歩いていた為、そこだと誰かに見つかる心配があった。ゼノーとリーは手を取り合うと黙って森の奥へと入って行った。
樫の大木を見つけると2人はその根元に座る。
「ほら、リー、干し肉。」
ゼノーは、自分の袋から干し肉を取り出し、リーに渡す。リーは水筒をゼノーに差し出す。
「ふふふっ」
どちらからともなく2人は笑った。そして少しずつ食べはじめる。お腹はぺこぺこ、身体はくたくた。そうしていつの間にか2人はそこで寝てしまった。
「キュ〜ン、キュン、キュン」
どのくらい寝ていたのだろう、ふと子犬の鳴き声で2人は目が開いた。
「・・今の犬・・・?」
「リーも聞こえた?」
眠い目を擦りながらゼノーは立ち上がり声のした茂みを探る。
「リー!狼の子だよ、ほら!」
大きさは2人の半分くらいだが、ゼノーが抱き上げたのは確かに狼の子供だった。
その可愛らしさにリーも思わず駆け寄り、その頭を撫でる。
「うわあ、かっわいいっ!」
「キュン、キュン・・・」
子狼はゼノーに抱かれたままじっとおとなしくしている。
「でもどうしたんだろ?母さん狼はどうしたんだろう?子供だけほかっておくはずないんだけど・・・」
「ん・・餌でも探しててはぐれたのかなぁ?」
「キュ〜ン・・・・」
「あっ!」
子狼はゼノーの腕からするりと抜けると茂みのなかへ走って行った。
「キュン、キュン・・・」
茂みの向こうで自分たちを呼んでいるのだと感じた2人はガサガサと茂みの中へ分け入りその後をついて行く。
「待って、待ってよぉ!」
2人は子狼の後を木の枝や草で手足が傷つくのも構わず、必死で追いかけた。結構早く走っていく子狼は、時々そんな2人を振り返りながら森の奥へ、奥へと走り続けた。
「キュンキュン!」
「あっ!」
そこには母狼と思われる狼が、その後ろ足を罠に取られて動けなくなっていた。
「ガルルルル・・・」
2人が近づくと母狼は動けないながらもその頭をもたげ、2人を睨むと唸った。
「もうだいぶ経つのかな?随分弱ってるよ。」
「うん。」
「キュンキュン・・・」
子狼はそこに立ち止まってどうしようか迷っている2人に、助けてくれと懇願するかのように鼻を鳴らした。
2人は顔を見合わせて戸惑っていた。助けてはやりたいが、母狼に噛まれるかもしれない。
「よ・・よ〜し!」
勇気を出して母狼に近づいたのはリーだった。
「リー!」
慌ててゼノーも近づく。
「ガルルル・・・」
まだ唸り声を上げ睨む母狼にリーはやさしく声を掛ける。
「大丈夫だよ。僕たちは何にもしないよ。今外してあげるからね。」
「キュンキュン」
2人がしゃがみこんでそっと足に触れると母狼は一瞬噛もうと頭を上げたが、子狼がさっと彼女に近寄りその鼻を舐めた。
母狼はどうやら2人が敵ではない事を理解したらしく、それからは、2人のなすがままになった。
そんな母狼を確認すると2人はその足を挟んでいる罠を力を合わせて広げた。
「もう少しだ・・・」
罠の歯に触らないように持ったつもりだったが、力を入れているうちに2人の手にも食い込んできた。が、それを我慢して2人は渾身の力を込めて引っ張り合った。
−ガチャリ−
「ふ〜・・・・」
ようやく罠が完全に広がり、母狼の足は自由になった。
「クンクン」
起き上がった母狼と子狼は血が出ている2人の手を舐める。
「はははっ。くすぐったいよ!」
「キュンキュン」
2人は傷ついた母狼の後ろ足にハンカチを裂いて巻くと、持っていた干し肉と水を狼の親子に少しあげ一緒に食べた。
そして、もう夕暮れ近くになっていた為、母狼の案内でそこからまた少し奥に行った洞窟の中でお互いに温め合いながら眠りについた。
昼間は暖かいと言っても、木枯らしが吹く夜は到底野宿するのは無理だった。
翌日、いくら追い払おうとしても離れない狼の親子に根負けし、が、2人にとってはこの上もなく幸運な事のだが、一緒に旅をする事になった。
母狼は2人をその背に乗せると子狼を従えて森の中を駆け抜けた。すぐに街道沿いまで出た一行は、その道に沿って森の中を次の村へと向かう。
2人は母狼にリリー、そして子狼にゼノアと名付け、頼もしい道連れができたことを心から喜んだ。
2人と2匹の旅は続いた。
昼間は走れるだけ走り、夜はなんとか場所を見つけてその寒さを防ぐため2人と2匹はお互い寄り添って寝た。
もはや、2人にとって狼の親子はなくてはならない仲間となっていた。が、村までは入れないため、村の近くまでくると森などで隠れる場所を見つけておき、1人は狼たちと残り、もう1人が様子を見てくるという感じで何とか旅は続けられた。
時々は狼の親子のみ残し、2人で様子を見に行ったこともあったが、ほとんどはゼノーが1人で村へ行っていた。
それは、リーは完全に狼と理解し合っていたのだが、ゼノーは今一歩入り込めないという感情を抱いていたからだった。
昔からリーには自然や虫や動物たちは自分の友達なのだという意識があった。
だから、狼の親子の事も自然に受け入れる事ができた。
狼の親子もリーのその気持ちが分かるのか、リーには同じような感じを持っているらしかった。
セル村から村3つ離れたところで、もういいだろうと判断したゼノーはようやく村人と口を利きソマー城の場所を聞き出す事ができた。
それと、水は手に入るのだが食料はそうもいかず、困りきったゼノーがリーに内緒で初めて他人の物に手をだしたのもその村だった。
が、森の中で待っていたリーにはゼノーがあまりにも緊張していたのだろうか、その感情が伝わってきて、何をしたのか全て分かっていた。
それも仕方のない事だと思ったリーは、食料を手に入れてきたゼノーに、何も言わずに受け取った。ゼノーにばかりいやな目に合わせて、とすまない気持ちで一杯になりながら。
次の村で今度は自分がと思い、村へ行ったリーだが、どうしても上手く行かず、結局食料を手に入れるのはいつもゼノーの役目となってしまう。
そうやって2人と2匹の旅は続いた。幼い2人の足だと永遠に続くかとも思われた道のりが、母狼の協力によって明るいものとなった。
母狼は走る、野を越え、山を越え、森の中を荒れ地を駆け抜けた。
ゼノーとリーをその背に乗せ、横に子狼を従えて、ひたすらソマー城を目指して。
|