遙かなる旅路
〜[クレール in Brandish1] Brandishストーリー〜

(6)[RUINS5〜FOOT OF THE TOWER]

〜久しぶりに書いたので思い出話になってしまいました・・(笑〜

 「ああ〜〜〜!ま、待って!アレスさん!」
あたしは必死になってアレスさんを止めました。
あたしは、RUINSエリアの10をすぎ、ついに塔へと続くエリアに来ていました。
え?いつの間にですって?
そ、そりゃー・・いろいろありましたけど・・・ただ・・日記を書かなかっただけで・・・/^-^;

と、それはいいとして・・今はアレスさんなのです。
今アレスさんが殺そうとしてるのは、巨大な蜘蛛のモンスター。
その前足は、鎌のようにするどいのです。
実は、ここに来る前に女の子の幽霊に頼まれました。
蜘蛛を倒して自由にして欲しいって・・・あたしもそうするつもりでここへ来たんです。
でも・・でも・・・・・
その蜘蛛さんの周りにはたくさんの子蜘蛛が・・・・
きっとお母さん蜘蛛なんでしょう。恐い顔をしてますが・・・・・あの子蜘蛛たちにとっては、 唯一頼りになる親蜘蛛なんでしょう。
・・・でも、かといって・・・子蜘蛛の餌に人間を襲うことがいいとは言えません・・・。
でも・・お母さんの周りに、まるで守ろうとしているかのように集まる子蜘蛛たちを見ていたら・・・
つい、アレスさんにしがみついて止めてしまってたんです・・・・。


そのせいで、お母さん蜘蛛の鎌に腹部を切り裂かれ、今アレスさんは、あたしの前に横たわっています。
あたしのせいで・・・あたしが止めたせいで・・・
その瞬間、フリーズの魔法で蜘蛛のお母さんを凍らせてアレスさんを蜘蛛の巣から引きずり出すのが 精一杯でした。

どうしたらいいのでしょう?ここから先に進むのには、どうしても蜘蛛さんを倒さないとならないみたい なんですけど・・・。
気がついたらアレスさんにきっと非難されるでしょうね。
サフィーユ・・あなたなら・・どうするの?
やっぱりかわいそうでも、モンスターはモンスターと割り切って、先へ進むために倒す?・・・ のでしょうね・・。



ここまで来るのにもいろいろありました。でも、親子だなんて・・・初めてです。

 そう・・RUINS5・・そこは、試練の間と書かれたエリアでした。
試練の間・・・神の塔での試練の迷宮での苦労が思い起こされ、私は恐るおそる扉を開けました。
でも・・・・
「あら・・・これだけなの?」
そこは通路一杯に巨大な棒が横から出、ピストン運動(でいいのかしら?)を繰り返していたんです。
そして、床には、深い落とし穴。
つまりそこに落ちないように、そして、棒に押し倒されないように(つぶされないように?)行けばいいのよね?
それくらいエルフであり、神の塔での試練を乗り越えてきた私には、そんなに難しいことではありませんでした。
(数回横から押し飛ばされはしちゃいましたけど・・)


 そして、RUINS6・・・そこは、眠れないエリア。眠いのに眠れないって不思議な感覚。
でも、疲れは魔法で回復しちゃえばいいんだし・・・(おい!)回復の泉は一杯あったし・・・
でも、金槌で壊さないと進めなくて・・・またしてもアレスさんに追い越されてしまいました。(笑
そこでは、恐竜さんと仲良くなることができました。種類で行くとティラノザウルスとかいう肉食恐竜なんですって。でも 身体が大きい割には、笑うとかわいいお目々してるんですよ。背中に乗せてもらって移動してました。面白かったです。 他のモンスターさんたちは避けていってくれるし・・。(^-^)


 RUINS7は・・・ワープに苦労してしまいました。
魔法陣があるわけじゃなく、その地点を踏むと遠くに飛ばされちゃうんです。
だから、今自分がどこにいるのか分からなくなってしまって・・迷いました。
鍵は1個足らなくなってしまったし・・・・特別の鍵が必要な扉が一杯で・・しかもそれが 結構遠くにあったりして・・・。空間感知の魔法で行こうと思っていたエリアになかなか行けなくて・・・。
ちょうどそのエリアを半分は行けなかったんです。
あれって道はないのかしら?・・・多分そうよね、きっと。ということにしちゃいましょ。(笑


そして、RUINS8・・ここでも恐竜さんと遊びました。(^-^v
それから穴がいっぱいあって、エリア中穴を開けて遊んだり・・・面白かったです。
恐竜さんは、穴が空いてなくても分かるんですね、クレール感心しちゃいました。
途中、結構強力な魔法で攻撃してくる魔法使いのおばあさん・・・あ、もしかしたらおじいさんかも しれませんけど、あたしが恐竜さんの頭に腰掛けていたので、唖然としてました。
おかげで自分から穴へ落っこちてくれたので、助かっちゃいました。
う〜〜ん・・クレール、ラッキーーー!v(^-^)v
恐竜さん、ありがとーーー!(^||^)


でー、RUINS9は・・・ぐるっと回ってにゃんこの目(え?ふ、古いですか?でも可愛らしく 感じません?(笑))の感じのエリアでした。
私の苦手な巨大カエルさんがいて・・・逃げ回ってしまいましたけど。/^-^;
でも、メルメラーダさんが召還したあのガマガエル(?)みたいじゃなかっただけよかったです。


そして、RUINS10・・入り口のワープエリアには少し苦労しました。
碁盤の目のようになったところで、どこへ移動するのか分からなくて・・・しかも 移動した地点には、必ずモンスターさんが待っているんですもの。
そして、そのエリアの出口付近で、女の子の幽霊に会ったの。
なんでも塔の入り口を守る神官の一族で・・蜘蛛のお化けに食べられちゃったとか・・・でも、 誰かがその蜘蛛を倒してくれない限り幽霊としてそこにいなくちゃならないとか・・・。
かわいそうでかわいそうで、あたしは急いで蜘蛛のお化けを倒そうと入り口に繋がる部屋に飛び込みました。
と、そこは、分身の術が得意なおじいさんが行く手を阻もうと待ってました。
あたしがそこへ入った途端に強力な魔法で攻撃してくるんですもの。
あたしといえば・・・火炎の魔法と・・・間違って買っちゃったフリーズの魔法・・・。
回復の魔法を買うつもりだったんですけど・・。/^-^;
とにかく分身してその魔法を放ってくるもんだから、近づくこともできないの。フリーズの魔法は ほんの短時間しか効かないし・・・。
そこであたしは、回復ポーションを山ほど(といっても資金があるだけ)買って、まず魔法の耐性を つけることから始めました。
扉を開け・・でも、そこへは入らず、魔法を身体に受けてから物陰に身を隠して回復、という繰り返し。
テリトリーがあるのか、その部屋から出てまで攻撃して来なかったので、その方法がとれたんですけど・・。
でも・・やっぱり火傷は熱くて痛くて・・・できることなら、そんなことしたくなかったわ。
それでも、クレール頑張ったの。モンスターの魔法は一層強力になるのは分かってることだし、 受けたときのダメージが少なければ、それに越したことありませんもの。
そして、ほとんどダメージを受けなくなるまでそれを続けたあと、あたしは、部屋に入っていきました。
全然といっていいほどダメージを受けないあたしに、おじいさんがびっくしてたわ。
お年寄りをいじめるみたいで気が進まなかったんですけど、でも、相手はモンスターなんだから、と 心を鬼にして倒しました。
おじいさんを倒すと、なんと1つの大きな鍵に変身(?)しちゃったんです。
魔法かなんかだったんでしょうか?
とにかくあたしはその鍵を手にすると、次のエリア、つまりここに繋がっている通路への扉を開け、ここに 来たわけです。
そうそう、その扉を開けたところに空っぽの宝箱があったんですが、なんとなくまた閉めてまた開けたら、 ショートソードが入ってました!
すっごいラッキー!これから空の宝箱は2度開けるくせになりそう。
でも、2度目はないかもしれませんけどね。(笑



と・・思い出話はいいんです。いくらこれを書くのが久しぶりだからといって・・・・。(汗
今は、お母さん蜘蛛を倒すかどうか・・なんです・・・。
アレスさんの怪我も治しましたし・・気が付けばアレスさんのことです、すぐ倒しに向かうことでしょう。
そうするべきなんでしょうけど・・・でも・・・・あたしは・・・。



** to be continued **



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