「う・・ん・・」
「チビ、大丈夫か?」
「うん、もう大丈夫。」
目覚めたミリアは、レオンの腕の中から飛び出ると、バボン!と人型へ、少女の姿へと変身した。
「でも・・・しんどかった・・・・。」
「ははは、よく頑張ってくれたもんな。」
「そうだな、ここへ無事来られたのは、ミリアのおかげだ。」
「え?そう?そう思ってくれるの?」
「勿論!」
「わ〜♪うれしいっ!」
ミルフィーに誉められ、ミリアは両手を合わせてくふふっと笑って喜んだ。
「でも、本当に火龍なんですよね。」
どこから見ても少女にしか見えないミリアに、レイミアスが感嘆して言う。
「ふふっ♪なかなかの変身でしょ?」
ミリアはスカートの裾をひるがえして誇らしげにくるっと回る。
「そうですね。」
「あんまり誉めると後が大変だぞ?」
「まっ!レオン・パパったら失礼ね!」
「ははは・・・じゃ、ミリアももう大丈夫そうだから海岸沿いに回ってみるとするか。」
「そうですね。」
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