**Brandish3リプレイ創作ストーリー**



その35 アカーシャの巫女とバルカンとの再開


※イメージ画

  【全ての罪を悔いて飛び降りよ!】と書かれていた指示に従って大地の神殿の3Fの床に空いていた穴に飛び込んだ。

結果は狙いどおり、1Fの開かなかったもう片方のトビラが、その飛び降りた衝撃で開く。
奥に続いた通路の先の部屋で侵入者を待ち構えていた邪神3対を倒すと、裏道から続いていたカロナ高原へとドーラは歩を進める。

「もう!ホントにここも、あっち行ってこっち行って、あっちで鍵を拾ったり、こっちで別の場所のドアのスイッチを踏んだりで、本当にいつもの事ながら迷宮って、したたかに意地悪なのよね?」

ブツブツ文句を言いながら、それでも先の道を探りつづける。

「ったく!これ見よがしにおちていたこの小石って、投げて遊ぶわけじゃなかったのね?

とある広場の中央にあった宝箱。
中身を取って開いたドアの先にあったスイッチを踏んだものの、そこは行き止まり。
広場に戻ったドーラはしばらくそこに捨ててあった小石を拾って、魔物に投げつけてあそんdねいた。

が、いつまでもそうもしていられない。
でも、もう一つのドアは閉じたまま。鍵穴もない。
ということは、どこかにそのスイッチなり、仕掛けがあるはずなのである。

「はーあ、こんなところで時間をつぶしていたくないのよね?小石投げももう空いちゃったわ」

ため息をつきながら何気に小石を宝場鬼入れてみる。

−ガーーー−

「え?」

思わず音のした方を見る。
音は確かにドアが開く鈍い音。

「なんだ!宝箱を空ければこっちが開いて、閉じるとあっちのドアが開く仕掛けだったのね?」

だが、気づかなかったのも仕方ない。最初に宝箱を開いて空いた扉の先のスイッチを入れなくては作動しなかったトラップだったからだ。

「灯りを灯せ、だの、ゴロゴロ岩トラップなど・・・もうお腹いっぱいよ!」

そんな感じで数々のトラップをかいくぐったドーラは、魔物のいない居住区に辿り着き、そこで妹のミレイユと、ギルドメンバーとに再開する。

「フィベリアのギルドにいないと思ったら、こんなところに避難してたなんて。でも、ま、魔物に守られた要塞ともいえるから、これはこれでいいのかも?でも、このくらい裏切り者のメイソンなら突破してきちゃいそうだけどね?」

ギルドメンバーとミレイユに歓迎され、ドーラはしばしほっと一息をつく…その暇もなく、ミレイユに懇願され、アカシックギルドのアカーシャの巫女になるべく魔方陣を踏みしめる。

 

そこは、真っ白い光のエリア。
まぶしさに目を細めて歩を進めるとそこに・・・

「お師匠様!!」

『立派になったな、ドーラ……』

ホワイトゾーンの中央には、バルカンの意志が封じられていた。いや、霊体というべきか。
そのバルカンからの話を胸にドーラは力強く戻りの魔方陣を踏みしめた!

「任せて、お師匠様!このあたしが絶対に古の闇の神の復活は断固阻止してみせるわ!」

 


  
  
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