新宇宙の女王として、親友でもあり補佐官であるレイチェルと多忙な日々を送っていたアンジェリーク。
創世の女王として、徐々にできていく宇宙を守り導いていく。忙しくはあったが、充実した日々を送っていた。そんなある日、突然アンジェリークを包み込み連れ去った白い霧。
そして、突如現れた謎の浮遊大陸。
アンジェリークだけでなく、もう1つの宇宙の女王、金の髪のアンジェリークや守護聖らをも巻き込み、彼らは、その謎の大陸で再会した。
破滅へと向かう大陸・・その大陸に金の髪の女王は「アルカディア」と命名。
そして、破滅をさけるべくその地の育成を担ったのは、新宇宙の女王、茶色の髪のアンジェリークだった。
残された時はわずか115日。それまでに大陸を育成し、破滅を阻止しなくてはならない。阻止できなければ、アルカディアの大地とともに、住民のみならず、アンジェリークたちも次元の狭間に引き込まれてしまう。そんなことはあってはいけない。
「何がなんでもそんなことにはさせない。」
そう思いつつも、宇宙の女王とはいえ、まだ17歳のアンジェリーク。やはり不安を覚えないわけはなかった。
アルカディアでの初めての夜、アンジェリークは自室の窓辺に立ち、じっと外に広がる闇の中の景色を見つめていた。 |