星々の輝き

 

【遠き呼び声】

−星々の軌跡から星見人へ−

  



 「くぉ〜らぁ〜〜〜!!待ちなさいったら、待ちなさいっ!リズっ!!!」
その日、ニーナはスターシップの修理ロボットであり良き仲間であるリズを追いかけ回していた。

小型スペースシップ、ジョリーロジャー号に共に乗り込み、艱難辛苦の末、ファーアームを救ったニーナとリズ。仲の良い2人がなぜか喧嘩をしていた?
と言っても怒っているのはニーナだけで、リズはにしししし♪とさもおかしそうに笑いながら逃げ回っている。

「つーかまえたっ!人間だからってバカにしないでよね!リズのようにのろまなロボットには負けないわ!」
「へ、へ〜〜んだ!わざとゆっくり走ってあげただけよ♪」
「言ったわね!今はパーツがパーツだからでしょ?なによ、まったく!身体のパーツを変えさえすれば別人になれることをいいことに、あたしに化けてみんなにおねだりするなんて!詐欺もいいところよ!」
えへへへへ、と舌を出し、リズはさほど悪気も感じてないようである。
「だって、み〜んなニーナにはやさしいんだもん。あれもこれもいろいろおごってくれるし、面白い話はしてくれるし。」
「だからって、あたしの振りして・・って、リズ?いつあたしそっくりの頭部なんて作ったのよ!いいから、それ、出しなさい!」
「あ、大丈夫よ、もうあの顔パーツは、変えちゃったから。」
「変えたって・・・・」
はー、と大きくため息をつき、ニーナはあきれ顔。
「おかげで、あたしは覚えのない約束を破ったって、あちこちで追求されちゃって・・・・ほんとに大変だったんだから。いい?これからその一人一人に謝って回るのよ!」
「ニーナの顔で?」
「そうじゃないでしょ!!!」


「わ〜♪ね、ニーナ、空、見てみて。雲が気持ちよさそうに浮かんでお昼寝してるよ♪」
「あのね!人の話を聞いてるの?」
怒鳴りつつ、ニーナはふと空を見上げているリズに合わせて上を向く。
  

COSMOSさんが描いて下さいました。
いつもありがとうございます。

「わ〜・・・・ほんとふわふわ綿菓子みたい♪」
「惑星に着陸するのなんて久しぶりだから、なんか心が洗われるみたいだね?」
「そうね〜・・・・・」
そして、2人でしばらく空を見上げていてから、ニーナははっとする。
「じゃーないでしょっ!いい?立ち寄るスターベース毎に、あたしと一緒に騙したみんなのところに立ち寄って、きちんと説明して謝んのよ!」
「ほわ〜〜い。」
「ったく・・もう・・・・・・また同じ事したら、分解処分だからね、いい?!」
「あたしがいなくなったら、誰が船の修理するの?」
「う"・・・・ま、まー、それは・・・いいわよ、もっと従順で素直で仕事第一のロボットを買うから!」
「長い宇宙空間の旅は、そんなんじゃ退屈するよ?」
「するよって・・・・リズ?!」
きゃははっっと笑って再び走り始めたリズに、ニーナは苦笑してから、一緒に走り始めた。


と、そこへ怪しげな(笑)身なりのバーキリの商人がやってきた。
「ニーナさん。」
「あ、あら、久しぶりじゃない。スターベースでも最近見なかったわよね。遠くへ行ってた?マンチー国?女王様はお元気?」
「それなのですよ・・」
バーキリの商人、イチキはにやっと笑って、フードを取り、わざとらしくニーナにお辞儀をした。
「実は、アベンスター公妃様から極秘に頼まれた調査をしておりました。」
「公妃様から?極秘に?」
「はい。つきましては、私と一緒にマンチー国までおいで願いたく、お迎えにまいりました。」
「お迎えって・・・・公妃様に頼まれた調査の話に、なぜマンチー国まで行かなきゃいけないの?」
「はい、それは・・・スターシップの中でおいおいご説明申し上げます。」
「ということは、なに?迎えに来たといいながら、あたしの船に便乗してくの?」
「はは、目的地が同じなのに、なにも2隻で行く必要もないでしょう?」
「そりゃー、そうなんだけどね。」
どこか腑に落ちないといった表情で、ニーナは渋々イチキの乗船を許可し、その惑星を飛び立った。


・・・・以下、ここからニーナ出発まで2時間もかけて書いたのに、保存の時になってフリーズしてぽしゃりました・・・(TT)
も一度書く気力ない・・・・。内容もしっかり覚えてないし・・せっかく書いたのに(T~T)
またその気が沸いたら書きます。ひとまずこれでUP(え?
(このままの方が可能性高いですけど・・・もう・・ショックで書けない・・細かいことなんて頭から消えたし・・・・・/-_-;
以下概略です。m(__)m


ニーナは待っていたマンチー女王とアベンスター公妃の説明を受け、最近見つかったというマリーゲートを通って、その先にある宇宙へと行くことになった。
それはファーアームの先住民たちが辿っただろう道。マリーゲートを作った彼らが滅亡した原因となったと思える最後のマリーゲート。遙か遠くに広がる見知らぬ宇宙空間へのトンネル。
その先に広がる見知らぬ宇宙空間。ニーナたちとは別の人類のいる宇宙へとニーナは向かう。彼らは、今超生命体からその存続の是非の審判がくだされようとしていた。それはニーナたち人類にも降りかかってくることだった。
彼らの未来は、ニーナたちの未来にもなりうる。

再びニーナは人類の未来を背負い、旅立つ。が、今回は一人ではない。心強い仲間たちが傍にいる。マンチー女王とアベンスター公妃に見送られ、ニーナは、修理ロボットのリズ、科学者のブロスク博士、狂気から立ち直ったタルゴン隊長と共に、ジョリー・ロジャー号を格納したマンチーの最新鋭大型バルチャー艦改良型に乗り出発した。案内は向こうの宇宙の情報を仕入れてきたバーキリの商人イチキである。(あやしげなリサイクルアンドロイドからの情報だが、ガセではないらしい)

吹っ飛んでしまった2時間分の内容はともかく・・・・(T~T)

ニーナは、【StardustStargazer】の舞台の宇宙空間へと向かう!?(2005/05/07)

その続きは未だに書けていない、書き始めてもいない・・・・/-_-;


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