不気味な洞窟内、蘭は迷子になった椎をさがして走り回ってました。 「椎く〜〜ん!!どこぉ〜〜?!」 夢のような不思議な出来事。そこは見知らぬ洞窟。 いつものように遊んでいたいつもの森。 不意に降り出した雨に、慌てて偶然見つけた洞窟へ駆け込んだ蘭と椎。 その洞窟の奥深いところで、落ちていた杖をみつけたことにより、魔法が使えるとわかった蘭。
不気味な遠吠えが響き渡る洞窟内。 不思議な生き物に追いかけられ、はぐれてしまった椎を探して蘭は走る。
蘭:椎くん、こんなところにいたの?怪物が向こうから来るんだ!逃げるよ! 椎:え?怪物が? 蘭:うん!早く、椎くん! 椎:え?・・だ、だけど・・・ 蘭:なにぐずぐずしてるんだよ? 椎:あ、あのね、蘭くん、この奥に卵から孵ったばかりの仔龍がいるんだよ。ど、どうしよう?怪物に食べられちゃうよ! 蘭:仔龍? 椎:うん。 蘭:よ、よし!それじゃ、怪物はぼくがやっつけてやるっ!椎くんは、下がってて! 椎:ほ、ホントに大丈夫なの、蘭くん? 蘭:だ〜いじょうぶっ!ぼくは世界一の魔導師だぞっ!
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