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仮面ライダー3人娘・・・人は彼女たちを愛の戦士と呼ぶ・・・。
「それでねー・・営業2課の保波さんがねー・・・」 昼下がり、ぺちゃくちゃわいわいと、オフィス近くの公園で昼食を負えた仲良しOL3人が楽しそうに歩いていた。 そこへ・・ −ピピピピピ− 周囲には聞こえない小さなアラーム音が鳴り響く(だから鳴り響いてないってば!)
「な、なによぉ〜・・・まだ休憩時間だっていうのに?」 「あら〜〜・・・かいちゃんタイミング悪かったわねー?呼び出しじゃん?」 「かいちゃんってねー?!ええ?あたしだけ?」 「だって、うちの鳴ってないよ?」 「うちんとこのも」 「うっそーー!そんなのないわよ!なんであたしだけ貧乏くじ?」 「かいちゃん一人で解決できちゃう事件なんでしょ?いいから行ってらっしゃい!」 「お昼やすみわあ?」 「早退するよりいいんじゃない?」 「ええ〜〜?」 「もしも長引いたら課長にはごまかしておいてあげるから。」 「あ、あたしたち、いつも3人一緒よね?」 「んー・・・でもさぁ、緊急コレクト入んないと変身できないしぃ・・・」 「ほら!木陰にかくれて変身しないと、強制変身させられちゃうよ?」 「そうそう!人に見られるとやばいっしょ?」 「なんであたしだけ・・・」 ぶつぶつと文句を言いながら木陰に向かうかいちゃんことまたの名をレディースライダー1号。
−ピカー!− 1号が身をひそめたその木陰が、一瞬光りを帯びた後、仮面とバトルスーツに身を包んだ1号がさっそうと登場・・・とおもったら・・ 「・・・ふわ〜あ・・・・・」 暖かい日差しに誘われたかのようにおおきなあくびが一つ。 「がんばってね、1号!かなわなかったらアラームで呼んでね?」 「・・・なら、一緒に来てくれればいいじゃん?」 「ピンチにならないと鳴らない仕組みでしょ?」 「アラームならなくても変身できるように今度Dr.いのっちにかけあおうっと。」 「ほら〜^・・ぶつぶつ言ってないで現場へいそがなくっちゃ!」 「へいへい・・っと・・・・どうして最初は1号って決まってんのかな〜?そこんところも今度考え直してもらおうっと。」 そして、トタトタと走り始める1号。
そして、その走りにも一応(笑)スピードが乗ってきた頃、おもむろにポケットからバイクのプラモを取り出す1号。
「ライダー・・・チェーーンジ!」 −ピカッ!− 光の後、そこには本物のナナハンに乗った女ライダー1号のさっそうとした姿が輝く。
「えっとぉ〜・・・この前壊れちゃったナビシステム、直ってるかな?」 スイッチを入れ、システムが直ってることに落胆しつつ、1号は顔をぐっとあげる。
「(直ってなければ行かずにすんだのに)いっくわよーーー!かいちゃん、ファイトォ〜!!(だめだったら即2号と3号呼ぶからいいけど)」
−ドドドドドバババババ!− 爆音をたて、事件現場へ向かう、仮面ライダーレディース1号!(正式名はなんだろう?)、はたして、無事事件は解決するのか?
がんばれ、1号!世界はその細い肩にかかっている!
−以下・・続く?・・・−/^^;
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