* ダイナソア・ピンポイントストーリー *
--プレイ雑記風ショートショート・・・--

 燃える漢(おとこ)3人!そして、迷い続ける恋人達 
- エリスとワッツ、愛の逃避行の結末は? -
 
精霊の塔・・・燃える男が3人薄暗い通路を急ぐ。

そして、ある空間・・・ぐるっと見渡す限り壁は見えないその真ん中で(単に暗いから視界が悪いだけ?)、若い男が、いや、まだ少年と呼ぶ方があっていそうだが、彼が一人その真ん中にたつ。
あとの2人は、その若い男に注意を払いつつ、間をあける。

と、それを待っていたかのように、暗闇から躍り出る怪しのモノたち・・凶暴な魔物。

緊張感が若い男を包み込む。リフレックスシールドを握る手に思わず力が入る。
そして、サンダーブレードを握りしめる手に汗がにじみ出る。

それは、体力、気力もつきかけたときの最終兵器。たとえ水中でも雷雲を呼び全てのものを焼き尽くすと言われる究極の剣。

「いっくぞ〜〜!!」

その地での最後の敵、軍神のぶきみな雄叫びが響く塔の一角、最終決戦前のヒースの特訓が始まった。


「まー、なんだな・・・ヒースに拳を教えたりしたら、手がごつくなって、リュートが弾けなくなったらいかんしな・・・」
時にアッシュの助言を受けながら、魔物と戦い続けるヒースをみて、オルリックはつぶやいていた。

指示するアッシュがかっこよくみえて嫉妬?<オルリック


なにはともあれ、目標に向かって熱く燃える漢が3人。

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で、そんな緊張感あふれる3人とは相反して・・・

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「ワッツ!どこへ行ったの?」
異世界・・・迷いの魔導の道と呼ばれる森の中。
身も心もオオカミとなってしまったワッツを求めてエリスは走っていた。


ワッツの魂を救うため、そして、その呪いを解くために。

「ワッツーーーーー?!」
木々の間をエリスの悲鳴とも思える声が飛び交う。

盲目の状態のエリス。心の眼で周囲を見ているとはいえ、生い茂っている木々の小枝に裂かれ、傷をあちこちに受けていた。

「急がないと!」
ひた走るエリス。迷いの森は、奥深い・・・・。




「ぐるるるる・・・・」
その森の中、やはりワッツはいた。
身も心もオオカミと化したはずだったが、エリスの事だけはその記憶にあった。

「どこかに魔力を秘めた湖があるはずだ。その湖を見つけたら今度こそエリスの瞳の輝きを取り戻すんだ。」

鬱蒼と茂る木々の間から、風にのってくる魔の臭い。ワッツはそれを辿り、必死の思いで走っていた。



(コップも瓶もないのにどうするつもりなんだろう?)




・・・・・おそまつさまでした。 m(__)m


最後まで戻らなかったくせに、
ちゃっかりエンディングにはいたそうです、あのお二人。(まりもさんからの情報)



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